プロフィールおかわりvol.43

1,生産者(農家さん・漁師さんなど)から直接仕入れる仕組み作り

2,組織作り・チームビルディングの難しさを体感

3,大量調理の経験

前回、書いた、私が「みやび」で大きく影響(成功したと感じる)したと思う3つです。ひとつひとつ紐解いていきます

まず

「1,生産者(農家さん・漁師さんなど)から直接仕入れる仕組み作り」

 私は、レストランキノシタ時代にも「農家さん」など生産者のもとに直接行って、どのようにつくられているのか?どんな想いを持っていらっしゃるのか?など、個人的に体験するのが好きでした。

 ですが、「みやび」での体験はもっと「具体的」で、明確でした。今までの私は、ただの「視察」でしかなく。

 私の「認識」が変わるだけで、あくまでも私の勉強の為でしかなかったのですが、「みやび」では

「視察」⇒「交渉」⇒「流通確保」⇒「メニューに採用」まで決着させ、しっかりと双方(農家さんもみやびも)が”win:win”の関係性を築き、その上でお客様に喜んでもらう、まさに「三方良し」になるまで仕組みを、決着させる。

 この取り組みを課長(洋食課)から見せていただき、私は感動し、すっかり虜になりました。

 「みやび」時代の約5年間で「場所・人・もの」に会いに行き、メニューに反映させたり、企画を立ちあげたり出来ました。

 また、その面白みとして、現地視察という大義名分であちこち「出張」に行かせていただきました。

 いま、思い出しても、あの「出張」は楽しかった。有難かった(笑)

会社のお金でいろいろなところに行けるって最高です(笑)。

 とはいえ、私としても、この「出張費」を会社にしてもらうには、色々と工夫はしていました。

 視察からメニューや企画への採用につなげる為には、いくつかの課題が当然ありますから、「話を進めていましたが、、すみませんダメでした」ってことはありえます。

 ありますが、そんなことを何回も続けてしまいますと、「出張費」も出し渋られます。

なので

「あいつに行かせたら必ず決着させる」と思ってまらわなくてはいけません。

 仮に、失敗しても「必ず成長して帰ってくる」と思わせれば、ギリセーフ(笑)。

そのための工夫(下準備)は上手になってました(笑)

 

そして

「2,組織作り・チームビルディングの難しさを体感」

これは、一番楽しかったし、一番難しかった。そして、一番やり残した仕事として苦い経験となってます。

 「みやび」で働きたいと思った動機も、学びを与えてくれるであろう上司の下、「組織作り・チームビルディング」を勉強することが目的でしたので、やりきれなかったことは今も悔しいと思っています。

 でも、楽しかった。大変だったけど勉強になった。モチベーションの作りかた・維持の仕方。目標設定のやり方・実行のプロセス。私自身が勉強し、トライアル&エラーを繰り返しながら作っていく感じはゾクゾクしながらやっていました。(しんどい半分ですが)

 やりきれなかった事ばかりの中で、自分としてやり切ったと思える企画があります。

「夏のビアホール」4年間携わり、一年目は「初体験」二年目は「学びと考察」そして

三年目には副店長という肩書の下「チャレンジと実践」そして最後の4年目には店長として「完結」できました。

 夏の約3カ月間(6~8月)の長丁場のイベント。動く金額も大きいですし、携わるスタッフもアルバイトを含めて大所帯になるこの企画「ビアホール」

 採用計画からトレーニングのプログラム(マニュアル作成)。その年のビアホールの目玉になる商品やイベントの企画。

1,の

「生産者(農家さん・漁師さんなど)から直接仕入れる仕組み作り」

も、このビアホールの企画に当てる目的のものが多かったです。

 そして、私としても最も「旨く出来た~」って思えたのが

「シフト表の作成」でした(笑)

会社の評価がココにあったかどうかは解りませんが。いや、なかったかもしれませんがww

でも、すごくいいものが出来たと自画自賛できます。

 自画自賛したいので次回、この「シフト表」について解説させてください。