プロフィールおかわりvol.52

起業編

「3.店舗内装等準備」お店を開業するにあたり、実際には、物件の契約を結び、家賃を支払ってからしか出来ないことばかりです。私の場合は12月5日オープンと決めて、物件契約は10月から結びました。つまり開業まで2カ月間で、ほぼすべての準備を進めるスケジュールです

 バタバタでしたし、ギリギリのスケジュールではありますが、それでも全く収入が無いのに家賃だけは発生する期間ですので、短くなるのは当然です。

 それでも居ぬき物件でしたし、店舗の改装などは考えていなかったので何とか間に合ったって感じですかね。

 それでも20年の建物で数年間放置されていた物件でしたので、とにかく掃除掃除の毎日でした。

 大きな流れとしては

①いらないものを廃棄

②掃除

③補修と補充

④装飾など

こんな流れです。

「①いらないものを廃棄」

基本的には使えるものはそのまま使うって思ってましたが、「壊れているもの」「あまりにコンセプトとは合わないもの」等は廃棄処分しました。

 これが結構な量があって、自力ではどうにもならない量でしたので、さすがに廃棄には業者さんを呼びました。開業後もごみの収集に来ていただく契約をあわせてやったので、それなりに安くしてくれたと思いますが、特に相見積もりを問ったわけでもないですし、私自身その辺の価格に対してよく知っているわけでもないので、そこは業者さんを信じて任せました。今もずっと店舗から出るごみの収集は同じ業者さんです。

「②掃除」

兎に角、ほとんど2か月間毎日この「掃除」がメインのスケジュールでした。前のお店はタバコOKのお店だったので(時代的にもそりゃそうです)天井から壁から床から在りとあらゆる場所が「ヤニ」で茶色くなってました。吹くことで綺麗になる素材の場所は兎に角掃除、染まってしまってどうにも「ヤニ」が落ちない場所は(壁紙)張り替えました。この壁紙の張替えとカーテンの設置は、業者さんにお願いしました。ご縁のあった業者さんだったので、いろいろと相談にも乗って頂き、それで一つ、素敵なアイデアも生まれました。(それは⑤で話します)

 天井や壁面の掃除は兎に角大変で、毎日一人でコツコツやったところで到底間に合う量でもなく、、ここで助けられたのが、親族です。

 私は、埼玉から移住してきた身なので、ここ福山には鈴木家の親族はいないのですが、奥さんは福山生まれの福山育ち。親戚もだいたい福山市のしかも、近くに居らっしゃったので、たくさんの方に手伝いに来ていただきました。ほんとに感謝です。

 感謝ですし、あえてここで言いたいのは。お店を始めるとき、もちろん自分自身のスキルや情熱、体力は絶対になければできませんが、家族や親族、友達の協力や応援がとても大切です。絶対といってもいいと思います。

 もちろん、家族・親族の応援が無くてもやっている個人事業主の方はいらっしゃると思います。でも、絶対あった方がいい。

 お店って(※私は飲食店しか知らないので、、、飲食店は)お客様に支えられて、応援されって成り立ちます。よっぽど立地が良くて、”いちげんさん”だけで成り立つようなお店でしたら別ですが、それでもやはり、来店してくれたお客様が、そのお店を気に入って「応援」してくれて初めて次があります。

 「応援する」動機って、「料理が美味しい」とか「サービスがいい」とか「家から近い」とかとかそんな理由ももちろんありますが、お客様(人間)が応援するときってやっぱり「人」に対してなんですよね。

 「あなただから」応援してくれるんです。「あなたの料理が好き」「あなたの接客が好き」「あなたが作る空間が好き」そんな人を通して伝わる思いを感じて「応援したい」って感情が生まれると思います。

 だからこと、お店をはじめようって思っている、家族、親族、友達がまず「応援したい」って思ってもらえることって、とても大切だし、ほんとにありがたいのです。Boneuの開業準備にあたっては、私自身はもちろん奔走し尽力しましたが、奥さんの「人の力」と言いますか、関係人(「かんけいびと」と読んでください)の応援があって開業出来ました。

 ついつい、自分自身も頑張っていると、そんな有難さを忘れてしましそうになります。私はホントに有難い環境に居させていただいているなと今も感謝しています。

 ちょっと、話が長くなしましたが(笑)もうちょっと「掃除」について。

 親族、友達の助けを借りつつ、天井、壁ととにかく掃除しつつ、床掃除にはダスキンさんから借りた「バフィングマシン」が大活躍しました。

 洗剤を購入することを条件に借りられるのですが、この「バフィングマシン」使うのってちょっとコツがいるのです。素人がやると、機械の動きを制御できず、大惨事になります。 

 ダスキンさんからも「大丈夫ですか?」と聞かれまたが、、、、。私は大丈夫なのです。なぜならば

 昔カラオケボックスで床掃除のとき使っていたから!!いや~なんでも経験ですね。カラオケは嫌いですし、カラオケボックスで働いていた時代はちょっとした黒歴史ですが、それでも、この「バフィングマシン」を使いこなせるようになっていたことだけをとっても、カラオケボックスで働いていたことに運命すら感じちゃいます♬

 モップや雑巾では到底取れない汚れも、あっという間にきれいになりました。ありがとうバフィングマシン。ありがとうカラオケボックス時代。

「③補修と補充」

 店内のお掃除がだいたいめどが出来たところで、私は厨房のお掃除にかかりました。

 これがまた大変で、天井からは、剥がれた何かがポロポロ落ちてくるので、やすりで削ってからペンキで塗りなおしたり、排水溝はボロボロで傾斜もめちゃくちゃだったので、コンクリで埋め直したり(※これは義理のお父さんがヨロズ大工さんだったので教えていただきながらやりました)とにかく掃除というより、直して、修繕って感じでした。

 厨房機材も使えるものは使いますが、やはり壊れてしまっているものもあったので、新たに購入したりしました。

 また、店内の「椅子」と「ソファー」はボロボロで掃除してもどうにもならなかったのですが、それでも、修理すれば十分使えるし、何よりその椅子は結構気に入ったデザインだったので、シート面を取り換えて綺麗に生まれ変わらせてもらいました。

 それでも助かったのは、基本的には居ぬき物件で、特に改装工事をしたわけでもなく、修理・修繕などで何とか形になったのは、予算が限られていたのでほんとに良かったです。

 「④装飾など」

 一通りお掃除や、修理・修繕が終わったら、目指している「空間」を演出するために、植木の配置や、飾り物や小物などなどいろいろと買ったりしながら「店内装飾」を作り込みました。

 店内装飾の作り込みに取り組めたのは、オープンの12月5日の2週間前を切っていたと思います。でも、片付け、掃除などなどけっこうしんどかった作業に比べて、やりたかったお店を作り込む作業はホントにたのしかった。あの時が一番楽しかったなと思うくらい楽しかった。